令和6年度 「愛媛県技術士会総会」「CPDセミナー・公開講座・防災セミナー・第二次試験合格者祝賀会」を開催しました。

令和6年6月1日(土)えひめ共済会館において「令和6年度技術士会総会」を開催いたしました。

総会は31名がご参加されました。皆様、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。

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岩佐会長の挨拶により愛媛県技術士会総会が開会され、総会では「令和5年度事業報告」「令和6年度事業計画」が報告・審議され、承認されました。また、吉良監事より監査報告がありました。

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【議 事】
第1号議案:令和5年度事業報告
第2号議案:令和5年度会計報告及び監査報告
第3号議案:役員選任
第4号議案:令和6年度事業計画(案)
第5号議案:令和6年度予算(案)

役員の改選については、米虫副会長の交代による吉岡新副会長の選任報告、並びに吉良監事のご退任により新監事として秩父監事の選任報告がありました。

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以上、すべての議案について可決され、総会は約1時間程度で閉会いたしました。

引き続き、公益社団法人日本技術士会との共催行事である「CPDセミナー」「公開講座」「防災セミナー」が開催され、会場45名(Web聴講8名)のご参加がありました。皆様、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。

【プログラム】

6月1日(土)14:00~17:30
【開会挨拶】
公益社団法人日本技術士会四国本部 副本部長 須賀 幸一 氏
【CPDセミナー】
演題:地域のカーボンニュートラルを推進する愛媛大学「環境・エネルギー工学センター」と水素の活用の概要
講師:愛媛大学 大学院理工学研究科 機械工学講座教授 工学部付属 環境・エネルギー工学センター長 中原 真也 氏
【公開講座】
演題:『笑う門には福と元気がやってくる』
講師:笑いクラブ笑姫主宰 白石 敬子 氏
【防災セミナー】
演題:愛媛大学防災情報研究センターの最近の活動と今後の展開
講師:愛媛大学社会共創学部教授・防災情報研究センター長 バンダネリ・ネトラ・プラカシュ 氏
【技術士第二次試験合格者の紹介】

【開催行事の概要】

開催に先立ち、(公社)日本技術士会四国本部 須賀 副本部長より開会の挨拶を頂きました。
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1.CPDセミナー
「地域のカーボンニュートラルを推進する愛媛大学『環境・エネルギー工学センター』と水素の活用の概要」
(講師)愛媛大学 大学院理工学研究科 機械工学講座教授 工学部付属 環境・エネルギー工学センター長 中原 真也 氏

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中原教授からは、愛媛県の地域産業・地域社会へ貢献するために、工学部を中核とした工学部附属センター群「エンジニアモール」の概要についてご紹介がありました。
エンジニアモールの中で、中原教授がセンター長を務める「環境・エネルギー工学センター」は、愛媛の地域性(伊方・西条・新居浜などのエネルギーリソースや海と山に囲まれた豊かな自然)を活かして、カーボンニュートラル(CN)な社会づくり、地域産業やコミュニティーの持続的な発展(SDGs)、これを担う人材育成等を目的に2020年12月に設置されたとのことです。
講演では、2050年CN実現にへ向けた取り組みの一つである、水素サプライチェーンモデルについてご説明がありました。
先ずは水素の特徴についてご説明があり、今後の社会実装に向けて「製造コスト縮減への取り組み」「貯蔵とキャリア媒体の問題点」「利用方法(運輸部門の燃料電池、発電、熱利用、工業原料)」等について最新の情報を交えて詳しくご説明頂きました。

2.公開講座
『笑う門には福と元気がやってくる』
(講師)笑いクラブ笑姫主宰 白石 敬子 氏

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引き続き公開講座では、「笑いクラブ笑姫」主宰者白石敬子氏より、笑いヨガについてご講演がありました。
白石さんはOL時代に突然進行乳がんにおそわれ、手術、抗がん剤・放射線治療で苦しみ、うつ病まで発症して毎日が一人彷徨う状態だったそうです。
そんな中で笑いヨガと出会い、続けてゆく中で気持ちが楽になると同時に体も動くようになり、徐々に昔の自分に戻って行くことを実感されたそうです。
その後は、笑いヨガの講師を経て現在の「笑いクラブ笑姫」を設立されたとのことです。

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後半は、参加者全員で「笑いヨガ」の体験をいたしました。

「ホッホ・ハハハ・イェーイ!」のリズムで、皆さん最初は小さくぎこちなかったけれど、体を動かしてゆくうちに大きく手をたたき、いつの間にか笑顔になっていました。

3.防災セミナー
「愛媛大学防災情報研究センターの最近の活動と今後の展開」
(講師)愛媛大学社会共創学部教授・防災情報研究センター長 バンダネリ・ネトラ・プラカシュ 氏

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ネトラ教授からは、愛媛大学防災情報研究センターの設立背景と活動実績についてご紹介がありました。
防災情報研究センターは、四国地域において毎年のように発生する洪水・土砂災害、今後30年以内で70%以上の確率で発生すると予想される南海トラフ巨大地震等の自然の脅威に対して、「大学の知恵を集結し科学技術的観点からの防災研究」、ならびに「官・民・学の協力による地域防災力の向上に関する様々な取り組み」を柱に2006年に発足したとのことです。
先ず、近年の自然災害の発生についてお話があり、自然災害は単に地質・気象等の素因のみによるものでは無く、人間の社会活動(潜在リスクの高い土地での農地利用・都市利用拡大)も大きく関係しているとのお話しでした。また各自然災害の具体的な災害発生状況についてもご説明を頂き、愛媛県においても同等の潜在リスクがあることや、大学が実施している「地域への防災支援」の具体例について詳しくご説明を頂きました。

4.技術士第二次試験合格者の紹介

難関の第二次試験、合格おめでとうございます、笑いヨガのポーズで決めてもらいました。

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5.祝賀会・懇親会

講演会の後は「技術士第二次試験合格者祝賀会・懇親会」が開催されました。
愛媛県技術士会 岩佐 会長より開会の挨拶を頂いた後、日本技術士会四国本部 正岡 幹事の乾杯の音頭により懇親会が始まりました。
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懇親会では講師の先生方、新合格者および新入会者との会話も弾み、終始大変盛り上がりました。

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大盛況の中、あっという間に歓談の時間が過ぎてゆき、最後は日本技術士会四国本部 吉村 幹事の中締めにより懇親会も無事終了することができました。

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来年もまた、皆様の多数のご参加をお待ちしております。