平成28年熊本地震被害調査報告会が開催されました。
熊本地方を震源として,4月14日の夜9時26分にマグニチュード6.5の地震が,4月16日の午前1時25分にはマグニチュード7.3の地震が発生しました.この地震により49名の方が犠牲になり,1名の方が行方不明になるなど,甚大な被害が発生しています.余震の続くなか熊本市を中心に高速道路や新幹線などの交通インフラの復旧や,電気,水道,ガスなどのライフラインの復旧は進んでおりますが,山間部の大規模な斜面崩壊や道路,農業施設,全半壊した建物などについては,未だ復旧の目途はたっていません.
このような熊本地震の被害状況を調査するとともに,愛媛県における地震防災・減災の課題を考える機会として,愛媛県技術士会の有志による調査団が5月6日~8日(第1班),5月20日~22日(第2班)の2度にわたる熊本地震被害調査を行いました.その報告会が以下の日程で開催されました。
日時:平成28年6月11日(土)10:00~12:00
場所:松山市道後町「友輪荘」
主催:愛媛県技術士会
1.平成28年4月 熊本地震・愛媛県技術士会調査団報告
挨拶 須賀幸一(10分)
(1)熊本地震被害調査【第一班】
・熊本地震被害の概要 増田 信(10分)
・過去の大規模地震と四国の状況 米虫 聡(10分)
・県道28号沿いの土木構造物被害とトンネル被害 木下尚樹(10分)
・斜面崩壊と地すべり 田窪 裕一(10分)
(2)熊本地震調査【第二班】
・熊本市内の液状化被害他 吉岡 崇(10分)
・阿蘇市内の地表地震断層 木村 一成(10分)
・被災橋梁に見る「想定外」と道路ネットワークの課題 原田 徹(10分)
・南阿蘇村三王谷川等の土石流災害について 稲村 貴志(10分)
2.質疑応答(20分)
報告会の様子
公開可能な資料については、発表資料を出版物公開資料のページに掲載しております。