令和4年6月4日（土）「令和4年度技術士会総会」を開催いたしました。
今年度は、新型コロナウイルス感染対策を万全としたうえで集合形式で行われ、64名がご参加されました。皆様、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。
開会に先立って、令和3年9月にご逝去されました西田顧問(平成4年～平成9年：愛媛県技術士会副会長）への黙祷が行わました。
その後、増田会長の挨拶により愛媛県技術士会総会が開会され、総会では「令和3年度事業報告」「令和4年度事業計画」が報告・審議され、承認されました。また、吉良監事より監査報告がありました。
【議 事】
第1号議案：令和3年度事業報告
第2号議案：令和3年度会計報告及び監査報告
第3号議案：役員選任
第4号議案：令和4年度事業計画（案）
第5号議案：令和4年度予算（案）
役員の改選については、吉村副会長の顧問選任、および新副会長として原田副会長・岩佐副会長の選任報告、並びに新幹事として松村幹事・藤本幹事の選任報告がありました。
事務局からは、文部科学省の実施する「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」および愛媛県における建設分野の官民学が連携して協働で取り組む「えひめ建設技術防災連携研究会（仮称）」への愛媛県技術士会の参加の報告がありました。
以上、すべての議案について可決され、総会は約1時間程度で閉会いたしました。
尚、今年度から事務局が（株）愛媛建設コンサルタントから（株）富士建設コンサルタントに移動となり、事務局長は片岡事務局長から小椋事務局長に変更となります。
引き続き、公益社団法人日本技術士会との共催行事である「CPDセミナー」「公開講座」が開催されました。
今年度は、新型コロナウイルス感染対策を万全としたうえで、集合形式で行われ、80名がご参加されました。皆様、お忙しい中ご参加頂きありがとうございました。
【プログラム】
6月4日（土）14：00～17：30
【開会挨拶】
公益社団法人日本技術士会四国本部 副本部長 須賀 幸一 氏
【公開講座】
演題：「地球環境の変遷」
講師：愛媛大学 副学長 佐野 栄 氏
【CPDセミナー】
演題：「経営工学分野の技術士活動の一例」
講師：高畑技術士事務所 高畑 明敏 氏
【防災講演会】
演題：「災害時のトイレについて」
講師：日本防災士会愛媛県支部 副支部長 小國 恵子 氏
【技術士第二次試験合格者の紹介】
【開催行事の概要】
開催に先立ち、（公社）日本技術士会四国本部 須賀 副本部長より開会の挨拶を頂きました。
1.公開講座
「地球環境の変遷」
（講師）愛媛大学副学長 佐野 栄 氏
佐野氏からは、放射性同位体が地球科学に果たす役割、約25億年前の地球環境の変化の意味、安定同位体が地球科学に果たす役割についてご講演をいただきました。
約25億年前に、すべての鉄の源となる縞状鉄鉱層が形成されたこと、隕石（炭素質コンドライト）から、地球の形成年代、地球の水、生命の起源が分かることなどをご紹介いただきました。
2.CPDセミナー
「経営工学分野の技術士活動の一例」
（講師）高畑技術士事務所 高畑 明敏 氏
高畑氏からは、経営工学の技術士であるご自身の経歴を踏まえ、企業内技術士としての活動および、独立後の技術士活動をご紹介いただきました。経営工学とは、「科学的にSDCAとPDCAのサイクルを回して目標を達成すること」、経営工学技術士の役割は「マネージャーが正しくPDCA（SDCA）のサイクルを回すことができるように支援すること」であると述べられました。
また、技術士が日頃実行する問題解決について、難しい問題を易しく解くための「問題解決の基本的な考え方」についてご講演いただきました。
3.防災講演会
「災害時のトイレについて」
（講師）日本防災士会愛媛県支部 副支部長 小國 恵子 氏
小國氏からは、巨大地震や豪雨災害等の災害発生後、災害関連死に繋がるトイレの問題についてご講演をいただきました。ライフラインストップ時には水洗トイレが使用できないこと、下水道施設の復旧には概ね3か月要するなどの問題に対し、その対策（家庭でのトイレ関連用品の備蓄、避難場所でのマンホールトイレの設置等）の重要性を述べられました。
4.技術士第二次試験合格者の紹介
難関の第二次試験、合格おめでとうございます。（一瞬だけマスクを外してもらいました）
5.祝賀会・懇親会
講演会の後は「技術士第二次試験合格者祝賀会・懇親会」が開催されました。
愛媛県技術士会 米虫 副会長より開会の挨拶を頂いた後、日本技術士会四国本部 吉村 幹事の乾杯の音頭により懇親会が始まりました。
懇親会では新合格者および新入会者の紹介もあり、終始大変盛り上がりました。
大盛況の中、あっという間に歓談の時間が過ぎてゆき、最後は 岩佐 副会長の中締めにより懇親会も無事終了することができました。
来年もまた、皆様の多数のご参加をお待ちしております。
