今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、通常のCDPセミナーによるCPD単位取得に向けたサービスができない状況になっておりましたが、8月8日(土)にリモートによる講演会が開催されました。
リモートによる講演は愛媛県技術士会では初めての試みとなります。

<報告会概要>
開催日時:2020 年8 月8 日(土) 13:00~14:30
開催場所:(株)芙蓉コンサルタント 会議室(配信)
参加人数:会場(講師3名、受講4名)リモート受講(30名)

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<リモート講演の概要>

開会あいさつ   愛媛県技術士会 増田会長
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(1)「2019年台風19号による宮城県丸森町の土砂災害」 愛媛県技術士会 木村 氏

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木村氏からは、丸森町の土砂災害についての報告がありました。24時間雨量で400mm~600mmの降雨により土石流・斜面崩壊の土砂災害が多発したとのことです。
講演では、地質の分布、コアストーンによる被害の増大、地域ごとのメカニズムの違いについて説明がありました。

(2)「2019年台風19号による長野県千曲川の破堤について」 愛媛県技術士会 須賀 氏

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須賀氏からは、千曲川の破堤状況と千曲川浸水想定区域図を交えて被災状況の説明がありました。また被災後短期間で行われた仮設二重締切提やラブルネットによる応急復旧状況についても説明がありました。
破堤の原因を推定することにより、今後の激甚化する河川災害に対して越水に対して壊れにくい堤防整備が重要とのことでした。

(3)「2019年台風19号による千曲川堤防欠損被害」 愛媛県技術士会 増田 氏

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増田氏からは、「上田電鉄千曲川橋梁」「海野宿橋」「田中橋」の落橋被害について説明がありました。
各橋共に端支点部の堤防浸食が原因であり、原因の究明後は既設の橋梁・護岸補強等にフィードバックされてゆくものと思います。

また、最後に質疑応答があり、リモート講演会はトラブルもなく無事終了いたしました。

(掲載写真は画面のキャプチャーです。)

会場の写真を頂きました。

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