10月1日(土)に、アサヒビール株式会社のご協力を得て愛媛県技術士会による施設見学会が開催されました。
見学会会場(アサヒビール四国工場)
開催概要
日 時:平成28年10月1日(土)12:30~17:00
場 所:アサヒビール四国工場 愛媛県西条市ひうち2番地6
主 催:愛媛県技術士会
<スケジュール>
12:30 ~ 14:00 集合・バス移動
14:00 ~ 15:15 ガイダンス視聴・施設見学・試飲
15:15 ~ 15:30 自由時間
15:30 ~ 17:00 バス移動・解散
参加メンバー(クリックで拡大→再クリックで戻る)
見学コース(写真撮影不可のため概要を掲載します)
1.アサヒビールの紹介、アサヒグループの環境への取り組みを、映像にて視聴
その後、アサヒビールが出来るまでの工程を見学
2.ビールの主原料の説明(麦、ホップ、水)
3.仕込み工程見学
巨大な仕込み釜で、主原料・副原料から麦汁を製造します。
4.発酵、熟成工程見学
麦汁にビール酵母を加えて発酵させ、糖分がアルコールと炭酸ガスに分解されます。
また、タンク内でじっくりとビールを熟成させる工程です。
5.ろ過工程見学
熟成したビールをろ過し、黄金色の透明度のあるビールが出来上がります。
ろ過で発生した麦芽の殻は、牛の飼料等として再利用が図られています。
6.官能検査
専門の担当者が、実際に試飲して品質の確認を行っているそうです。
(※車通勤はダメで、会社バスで通勤とのこと)
7.管詰め・瓶詰め工程見学
缶・瓶へとそれぞれ高速で充填されラベリングされます、完全自動化です。
(※瓶については、キリン以外のビールメーカーが共同で利用しておりリサイクルはほぼ100%のこと。1時間じっくりと洗浄し検査合格した瓶を再利用します。)
8.エコ・フォレストコーナー
アサヒビールは、広島県に東京ドーム463個分に相当する社有林「アサヒの森」を所有しているそうです。
当初は王冠裏のコルクが輸入できなくなった場合の対策として、材料確保のための社有林を購入したそうですが、その後手放すことなく、健康な地球環境を次の世代に受け継いでいくために環境負荷低減の取り組みモデルとして積極的に推進しているそうです。
詳しい製法等興味のある方は、「アサヒビール」ホームページに詳しい説明がありますのでご覧ください。
9.試飲コーナー
ホールにてビールを試飲(これが目当てか?)
お土産も忘れずに。
(おわりに)
アサヒビール株式会社は、植物・水を原材料に事業活動を行う立場から「自然の恵みに感謝し」「環境問題を自身の問題としてとらえ」、企業として積極的に環境問題に取り組み・かつ実践しているそうです。
技術士会の見学会ということでテクニカルな面のみが表に出がちですか、視点を変えればこのような「環境への取組方法、実践方法」についての見識を深めることができ、非常に有意義な見学会となりました。
次回見学会、ぜひ皆さんのご参加をお願いいたします。
見学会報告は「出版物および公開資料」のページに載せております。